☆志賀光明選手インタビュー☆

開拓者

水球日本代表志賀光明選手は2017-18シーズンをPays D’aix Natation (以下Pan)に所属し日本人初フランスリーグでプレーしています。

そこでシーズン中は一度も勝利出来なかったMarseilleにプレーオフ準決勝で勝利しクラブ史上初めて決勝へ駒を進めました。今週末決勝戦・第1戦を控えた志賀選手にフランスリーグ事情そして、決勝戦に向けてインタビューさせていただきました。

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☆フランスリーグに挑戦する経緯は?ヨーロッパでプレーすることを考えていましたか?

【志賀】はい。ヨーロッパのクラブで水球をしたいと思っていました。しかし、日本人がプレーしたことのないリーグだったのでフランスでプレーをすることを想像出来ませんでした。

☆生活やフランスの水球に適応(順応)できていますか?

【志賀】フランスの生活はとても楽しめています。治安も良いし気候も日本と似ていて慣れるまでに時間はかかりませんでした。水球の面では、言葉の壁もあり最初は苦労しましたが今では自分の特徴をチームで発揮できてると思います。

☆今どんな気持ちですか?

【志賀】優勝争いをしているチームでプレーしてることに驚いていますがそれと同時にやらなければならないという使命感もあります。外国人選手というのは野球でもそうですが、助っ人という立ち位置だと思うので試合を楽しみたいという気持ちと結果を出さなきゃいけないというプレッシャーの両方を感じています。

☆準決勝振り返ってどうでしたか?

【志賀】マルセイユは、なかなか隙がなくチームとの相性も良くなかった相手でしたが、相手を研究してしっかりと準備をして臨んだ試合だったので結果が出て良かったです。

☆自分のパフォーマンスはどうでしたか?

【志賀】ホームでの試合はとても調子が良かったです。オリンピック予選の時くらい集中して出来たと思います。2戦目のアウェイは、調子がよくありませんでした。勝てるかも!という心の隙があったのかもしれません、勉強になりました。

☆決勝に向けての意気込みは?

【志賀】僕の水球人生は幸運なことに優勝争いを小さい頃から経験してきました。その経験をいかして日本人初となるフランスリーグ優勝をしたいと思います!

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決勝の相手はリーグ戦負けなしの強豪チームStrasbourg!リーグ戦、最高得点数を誇るPanとリーグ戦、最低失点数のStrasbourg!今シーズンの締めくくりにふさわしい試合になる事は間違いないこの一戦。Panが勝てば初決勝進出・初優勝と大きくフランス水球界の歴史をかえる瞬間になる。そこに一人の日本人がプレーしていることは日本の誇りだ。

フランスでプレーする前には強豪国であるクロアチアのMornarでプレーしていた志賀選手。水球選手であればクロアチアで日本人がプレーする事がどういう事がわかるだろう。そしてまた今シーズンもフランスという、日本人が挑戦したことのない地で勝負した。日本人がいないリーグでプレーすることにこだわる彼はまさに開拓者だ。初めての場所を恐れない。それこそが高校2年生時に最年少で日本代表に選出されて以来常にその世代の先頭を走ってこられた強さの秘訣なのかもしれない。

さらにクラブ史上初の決勝戦にチームを押し上げ、挑み続ける姿は日本で水球する全ての人の刺激となり水球選手たちの目標となるだろう。彼にはさらに高みを目指しフランスでのシーズン終了後にはもうワンステップ上の結果を日本に届けてくれることを期待したい。

 

Photo by Sauvage Sylvain